三戸町はさくらんぼを皮切りに果樹続々の季節です
青森県三戸町はさくらんぼの最盛期! と言いたいところですが、旬は足早に過ぎて今年のさくらんぼはほぼ終了
収穫が始まったな、と思ったらあっという間にシーズン終了。今年、三戸町産のさくらんぼを食べ逃した方、来年こそは是非!
佐藤錦は6月下旬から、紅秀峰は7月に入ってすぐに食べごろが訪れます。(天候によって時期は前後します)
佐藤錦はさくらんぼの王様とも呼ばれる有名にして高級な品種。贈答用にもよく用いられます。月並みですが甘さと酸味のバランスが素晴らしい。
紅秀峰は、佐藤錦よりも一回り大きくて、肉厚。たっぷりな食べごたえです。甘みが強く、あまいさくらんぼが食べたい!という方は紅秀峰です。大玉なので贈答用に手詰めすると迫力があって豪華。最近は紅秀峰を指名するお客様も増えているとのことですよ。
デリケートで手間のかかるさくらんぼの生産
豊作だった今年のさくらんぼ。
でも、放っておいて豊作になるわけじゃないのです。
さくらんぼは実を大きくするためには水が必要。
やっぱり大きな実は見た目も良いし、食べごたえがあっておいしい。同じ品種、同じ量でも実の大きさで値段も違います。だから大きな実を作ることは大切なことなんです。
先日訪問した農家さんは「雨が降らない時は畑のそばを流れる川からポンプで汲んで水をたっぷりかけるんです」とのこと。
また、収穫期の天敵は湿気。
雨に当たるとさくらんぼの実が割れてしまい売り物になりません。だから収穫の前には屋根をかけるんですね。
直接雨が当たらなくても湿気が多いとさくらんぼの実は割れてしまうのだそうです。だから収穫を前にした時期の雨は本当に悩ましいもの。とは言え、さくらんぼの旬は梅雨時ですから、毎年々々、雨に気を病んでいるということ?たいへんだ..
収穫と出荷にも手間がかかります。
涼しいうちに摘んでしまわないと、さくらんぼの実は柔らかくなってしまいます。さくらんぼはやっぱりパリッと張りのある実が魅力です。
だからさくらんぼの収穫は朝5時頃の早朝から始まります。
傷つけないように丁寧に収穫した実を、手作業で選別
丁寧に、でも素早く選別して、箱詰めしていきます。
「さくらんぼ出荷規格表」というものを初めて見ました。一個々々、規格表の穴に通して大きさを揃えます。
これら一連の作業をして、やっと出荷です。
実は今、今朝摘んでいただいたばかりの紅秀峰を目の前に置いて書いています。
もちろん、時々つまみながら(*ノω・*)テヘ
産地だからこその贅沢です。
さくらんぼの季節が終わると次は桃。和梨、ぶどう、りんごと秋に向けて次々に果物の収穫の時期が到来します。
これからの時期はいついらしても、おいしいもぎたてフルーツをお楽しみいただけます。東北にお越しの際はぜひ青森県南まで足を伸ばしてくださいね。お待ちしています。