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「株式会社SANNOWA(さんのわ)代表」と「だるま食堂オーナー」二足のわらじを履く

「株式会社SANNOWA(さんのわ)代表」と「だるま食堂オーナー」二足のわらじを履く

㈱SANNOWA 代表取締役社長 吉田 広史

プロフィール

福島県郡山市出身。ワーキングホリデーで異文化に触れたことがいい経験に。にんにく専門だるま食堂を経営のかたわら、株式会社SANNOWAの代表取締役も務める。
改革に生じる反対勢力をものともせず、チャレンジ精神旺盛かつ心優しき御仁。

※にんにく料理専門だるま食堂       
https://www.facebook.com/darumasyokudo   
https://darumagarlic.com/

※㈱SANNOWA(さんのわ)
https://www.sannowa.co.jp

株式会社SANNOWAとは?

三戸町と㈱読売広告社との共同出資によって設立した官民連携の地域商社です。

「モノづくり」「ひとづくり」「まちづくり」を通じて、三戸町のモノ・ひと・コトの地域資源を掘り起こし、

地域から全国・全世界に発信して交流拡大を目指します。

社名「SANNOWA」には、「地域の輪」「人の和」「驚きのWOW」の3つのWAで、地域の元気となる会社を

目指すという意味が込められています。

地域商社設立までの経緯

三戸町には多くの地域資源がありますが、大半は地域内市場での流通に留まっていました。

「付加価値をつける商品開発」「ブランド化」「マーケティング開発」等の問題点を解決すべく、

平成28年度から委員会を設置、平成29年度に商品開発を行い、地域産品ブランド『三戸精品』が出来上がりました。

テストマーケティングを経て、三戸精品ブランドの商品を販売し地域を活性化する地域商社、株式会社SANNOWA

を平成31年1月、官民連携で設立しました。

設立に向けて苦労されたことはありますか?

時間が掛かったのは代表を決めることでした。役場職員ではなく、アグレッシブな地元の若者がいいのではない

か? 公募はどうだろう?と提案してきましたが、周りから推されて受けることにしました。

地元の方は誰かに何か言われたりしたら思い切ったことはできないだろうけど、 僕はIターンでしがらみがない。

悪いところはわかってもメスを入れる人がいないのが現状です。メスを入れる改革はエネルギーもいるし、ストレ

スもかかるけれど、誰かがやることで変わるのなら、その誰かになってもいいのかなと。ずっと問題解決の視点で

ものごとを見てきたし、やれば結果が残せますし。

『再生する』というキーワードが自分の中にあったこともあって、三戸町で誰もやったことがないことにチャレ

ンジしていくことにわくわくします。

その中で批判も浴びるだろうけど、そうしないと変わっていかないですよね。自分がピエロになる覚悟です。

聞き流すのは得意だし、何度か断ってきたけれど受けようと決めました。ゼロからイチを生み出すのも好きだから。

ホップ生産者がいなくなりましたが、ホップの植え付けをしたとのニュースが?!

田子町の生産者ご指導の下、ホップ生産経験者の管理調整役も決まり、取り急ぎ、元中学校など数か所にホップ

を植えました。町民の皆さんの悲願でもあるホップ生産復活、三戸産ビールの製造に向けて動いていきたいと思っ

ています。

他にこれから着手しようとしていることは何ですか?

既存商品の見直しと商品開発、三戸精品以外の主軸となる事業の確立。

地域の課題を拾い集めるために、一次産品をそのまま売るのはどうか?果たして困っているのかどうなのか?

という議題で農家さんとの意見交換会をし、現場の声を集めました。

付加価値をつけて販路を広げてあげることも地域商社の役割だと思っています。

「困っているならSANNOWAに行ってみたら?」という流れになっていくといいですね。

ジャム製造は、青森市の会社に頼んでいるので、町の中で製造できる仕組みを作りたいです。

三戸町や近隣町村、姉妹都市のタムワース地区や友好都市の静岡県牧之原市の素材と組み合わせる価値の交換や

道の駅の交流などで、道の駅の売上に貢献できればと思っています。

販売手法も、問屋に卸して売るのをやめ、自ら開拓していくようシフトチェンジしました。

高いから売れないとは思っていません。マーケットや売る場所によると思っていて、

売り方を工夫すればいいと思っています。現在、百年紅玉ジュース専用の箱も作成中です。

ではここで、吉田さんの軌跡をお伺いします。ワーキングホリデーで海外に行かれてますね?

大学卒業後の進路を考えたとき、日本は息苦しく感じて、海外に行こうと思いました。農業体験や旅に出たりと、

きままな生活を体験しました。ニュージーランドは農業大国で、法人組織が出来上がっています。

一方、日本では「農業だと儲からない、後継者がいない」などと言われているので、ニュージーランドのように

農業を法人化したら面白いのではないかと思いました。

高校ではヒップホップをやっていましたが、大学でも音楽をやろうと仲間を探し、クラブで歌ったり、それを見た

後輩が入ってきて・・と気付けば30人位のクルーになっていました。

この時の小さな成功体験によって、批判やバッシングを浴びることもあるけれど、人が反対することに、可能性や

成功するチャンスがあるのだと実感したのです。

なるほどここで軸が出来上がったのですね! 帰国後はどのような経験をされたのでしょう?

帰国して居酒屋の店長として就職しました。そこは赤字店舗で店全体が諦めの雰囲気でした。

お客さんを呼ぶために自分たちが楽しむ、トイレをきれいに・・と改善していったら、半年で黒字に転換しまし

た。結果が出て目標に到達するともっとチャレンジしたくなる自分がいました。

その後いよいよ農業法人をつくっていくのですね?

パートナーの実家がにんにく農家で、農家としての体力がなくなっていました。そこで農業とサービスを組み合わ

せて農業法人を設立しようと移住してきました。

姫にんにくの特許をとると皆がプライドを持つようになりました。

しかし、売上は伸びたけれど現状では続かないと感じ、飲食店に売り込むことにしました。

お客さんの要望をヒアリングし、トラクターを運転しながら考えました。現場はできる人にやってもらおう!と。

お客様を喜ばせるには・・と提案していったら信頼関係ができていき、大口の契約をいただきました。

農業法人設立には実に4年の歳月がかかりました。

大口契約が結べましたね。次の目標は何だったのでしょう?

次は継続できる仕組み作り。自分がいなくても回る仕組みを作ろうと考えました。

パートナーは親に言われて家業を手伝っているだけなので、どうにか前向きなスイッチを入れたいと思っていまし

た。そんな時、通販セミナーで動画を取り入れていると聞き、「これだ!」と、栽培動画チャンネル『吉田TV』を

作成しました。すると全国から反響がありました。 視察や会いに来たいというメッセージが舞い込み、展示会に

行けば「見てますよ!」の声。 やりがいを感じ、ワクワク感でいっぱいになりました。

作り手がワクワクしながら作っているとお客さんにも伝わるのです。

ド素人の成功は泥臭くて親近感が沸きます。「ド素人なのに何故成功してるの?」と疑問がわいてくるのが人情。

僕は半歩前を見据えているので、近郊や全国の農家さんにいろいろ真似されます。「なぜにんにくで億単位の売り

上げがあるのか」気になるようですね。また、相談に来られた方に聞かれれば隠し事せず話します。

「役割分担しているから成り立っているのです。法人としていくか家族経営でいくか考えましょう。」と。 

『人の中で人は育つ』『仕事より大事なことがある』『スキルが高くても人間力が大事』

人によって態度が変わったり、挨拶をする人を選んだりしていては成功しないです。

同感です!地方では一人一人の資質が影響力を及ぼしたり、特色となりますものね!次はにんにく専門だるま食堂開業までのいきさつを教えてください。

にんにくの産地なのにガーリックセンターしかないのはもったいない。イギリスに、にんにく栽培・レストラン・

宿泊施設を持つ「ガーリックファーム」があり、それを目指したいと思っていました。

この場所は以前も飲食店だったのですか?

この店舗、もともとはラーメン屋でした。立地はいいけどサービスのクオリティが低くてもったいないと思ってい

ました。そのうち閉店になり店をやらないかと話が舞い込みました。

開店してしばらくしてから不協和音が鳴り出し、閉めようか・・と考えたこともありました。しかし、仲間の一人

がやる気になってくれて続けてこられました。女性に来てもらえるようなおしゃれな店にしたいと思っています。

だるま食堂は4月10日に4年目に入りました。来年には何か面白いものに変えていきたいと考えています。

メニュー開発もやりがいを感じます。最近ステッカーが出来上がりました。一流のにんにくがあるのだから、

いろんな仕掛けをしていきます!楽しみにしていてください! 目標は『にんにく料理を皆さまの日常に』

はい、期待しています!お話しありがとうございました!

【編集後記】
ゼロからイチを生み出すのが得意な人は数居よう。しかし、いくらしがらみがないとはいえ、変わっていくのなら・・とバッシングも甘んじて受ける覚悟でチャレンジする精神に感服。
でもこの覚悟がなければ、受け入れられるかわからない中で、あえてだるま食堂をこの地に開店させなかっただろうし、ましてやSANNOWAの代表も引き受けなかっただろう。その類まれなチャレンジ精神が、地域活性には必要不可欠で、今後の活躍を大いに期待する。(M)

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