小中一貫三戸学園 三戸町立斗川小学校校長先生インタビュー
プロフィール
斗川小学校の校庭は全面芝生。その芝生を刈っているのはなんと笹本校長先生！トラックとフィールドがわかるように刈っているというお話しにまたびっくり。今度、芝生を刈っているところを撮影させてください！
笹本先生はかねてよりマーチングバンドの指導者として有名な方。過去の赴任校では数々の実績を上げていらっしゃいます。
斗川小学校にはマーチングバンドがありません。
「物足りなくないですか？」と聞いたところ、現在は社会人のマーチングバンドを率いて指導をしていらっしゃるとのこと。すごいなあ、活動的だなあと関心しきり。
三戸小中学校の児童と交流が中1ギャップの解消に役立っています
三戸町立斗川小学校の全校生徒数と先生の人数を教えて下さい。
児童数は男子21名、女子21名の合計42名。教職員数は男性4名、女性10名の合計14名です。
クラスの編成を教えて下さい。複式学級はありますか？
1年、2年、3・4年、5年、6年とぽぷら、いちい、というクラスがあります。3・4年生が複式学級となっています。
インタビューをご覧になる方の中には複式学級というものがよくわからない方もいると思います。どのような形で授業が行われているのですか？
2つの学年が同じ教室で一緒に勉強をする学級です。教師が直接指導をしている学年があると、もう一方の学年はリーダーの指示で自学をします。
小中一貫三戸学園は斗川小学校と、三戸小中学校という3つの学校で一体というコンセプトだと思います。 三戸小中学校は小学校と中学校が同じ校舎にあるので、小中一貫教育を比較的イメージしやすいのですが、斗川小学校は、中学校とは別の場所に校舎があるために、小中一貫教育がどのような形で行われているのかイメージしにくいと思うのです。 実際の現場では、どのように小中一貫教育が行われているのか教えて下さい。
斗川小学校は三戸学園三戸小中学校とは施設が離れていますので、分離型小中一貫と呼んでいます。
具体的には、中学校の教師による乗り入れ授業を英語でやっています。
また、三戸小中学校の児童と学年ごとの交流を行うことで、同学年の友達づくりにもなり、中1ギャップの解消に役立っていると思います。
学年ごとの交流は、6学年では三沢基地への英会話体験学習。5学年では種差少年自然の家での宿泊学習を三戸小中学校の児童といっしょに行っています。
そして、全学年において交流学習を行っています。
小中一貫となって、何が一番大きく変わりましたか？
9年間を見通した教育課程を作って取り組んでいること。また、学習規律等を三戸学園内で統一して取り組んでいることが大きな変化です。
斗川は地域ごとのまとまりがある地域
斗川小学校の学区は田畑が広がり、一見すると農業地帯という印象を受けますが、同時に、実業家や現在の三戸町長をはじめ町議会議員、県議会議員など政治家を輩出している地域でもあります。リーダーシップのある人が育つ土壌があるのかなあ？と想像するのですが、なにかこの地域が持つ特徴をお感じになることはありますか？
地域ごとのまとまりがあり、学校に対してとても協力的な地域ですね。
三戸町は今後、移住定住の促進に力を入れてまいります。斗川小学校学区に住む人を増やそうとした場合、どのような希望や可能性があり、また逆にどのような課題があると思いますか？
これからの農業を見通し、収入につなげていくことによって、これからの農業を切り開く可能性を持っていると思います。
課題としては、結婚相手を見つける場の設定をすること、空き家を活用した定住政策を進める必要があると思います。
今回のインタビューは移住定住促進ポータルサイトに掲載させていただきます。三戸町以外にお住まいの方に「三戸町はこんな町だよ」と紹介するとしたら、どのように説明し、メッセージを送りますか？
三戸町は、中学生までの医療費が無料であることや、小中の9年間を見通した小中一貫教育が行われていることから、子育てに適した町といえると思います。
斗川小学校、また学区の地域に来るなら、どの季節がおすすめですか？
斗川小学校の校庭は全面芝生で、校庭の端にはポプラの木が植えられています。そのポプラと芝生の緑が素晴らしい初秋がおすすめですね。とてもきれいです。
撮影時は雪に覆われていた校庭 ここが緑の芝生に！
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